第10回 Salon de 修猷の報告(平成28年9月10日開催)

Salon de 修猷

『大人の遠足』
~箱根・小田原へのバスツアー~

 今年、Salon de 修猷は記念すべき第10回を迎えました。去る9月10日、遂に学士会館を飛び出して、『大人の遠足』と題し、Salon de 修猷 初の終日イベントとなる箱根・小田原へのバスツアーが開催されました。『大人の遠足』には、82名もの館友ならびにそのご家族、ご友人の皆さまにご参加いただきました。天候が心配された中、この日だけは文句なしの晴れ。思いの外暑くなりました。

salon10_01.jpg

【新宿から箱根へ】

 朝9時にバス2台で新宿を出発。車中ではまず参加者の自己紹介から始まりました。途中、高速道路で渋滞に巻き込まれ、海老名SAで既におよそ1時間の遅れ。幹事は内心ヒヤヒヤしていましたが、それでも、参加者の皆さまには楽しく過ごしていただきました。
 海老名SAを出た後、『修猷館高校あるある』を題材に伝言ゲーム。問題文を伝言し、最後の人が問題とその答えを発表するというもの。①お題の紙を2番目以降の人に見せる;②伝言の際、直接伝えるべき人以外の人にも聞こえるようにする;そして③その他、館友として相応しくない行為;を行うと失格。バスの座席の列ごとに、ブルー、レッド、ホワイト、イエローの4チームに分かれ、伝言内容の正確性と迅速性を競いました。奇しくも当日は母校の大運動会。青春時代の大運動会の思いをはせつつ、2 チームずつ対戦し、勝者同士で決勝戦を行いました。結果は1 号車、2 号車とも、ホワイトが優勝!優勝チームには景品として『ワールドワイド館歌』のCD が配られました。
 伝言ゲームのあとは、しばし歓談。館友から提供して頂いたビールは、渋滞で乗車時間が増えたせいもあってか、どんどん減っていきます。箱根のリゾートホテル「山のホテル」には約1 時間の遅れで到着しました。

salon10_15.jpg

salon10_16.jpg

salon10_17.jpg

salon10_18.jpg

salon10_19.jpg

salon10_20.jpg

salon10_21.jpg

salon10_22.jpg

salon10_02.jpg

【箱根 山のホテルでのランチ】

 山のホテルで待っていたのは、山のホテル別館芦辺で我々を待っていたのは,芦ノ湖を臨む絶景とホテルの名物ビーフシチュー。第1 回Salon de 修猷の実行委員長、いわばSalon de 修猷の生みの親である、甲畑眞知子前幹事長(昭和44年卒)にご発声を頂き、館友が特別に準備してくださった絶品の赤ワインとソフトドリンクで乾杯。館友の親睦も深まる中,ミニコンサートが始まりました。

salon10_28.jpg

salon10_29.jpg

salon10_03.jpg

salon10_27.jpg

salon10_23.jpg

salon10_24.jpg

salon10_25.jpg

salon10_26.jpg

salon10_04.jpg

salon10_05.jpg

【ミニコンサート第1部】

 ミニコンサート前半は、クラシックステージ。司会の紹介とともに,真っ赤なドレスを身にまとったソプラノ歌手吉田明未氏(平成21 年卒)が登場し,会場は一気に華やぎました。1曲目は,G.プッチーニ作オペラ「ジャンニ スキッキ」より「わたしのお父さん」。吉田氏の豊かな声量と表現力に圧倒されました。その後,オカリナ奏者弓場さつき氏(平成22 年卒)がサプライズでご登場。吉田氏と弓場氏の出会いである修猷運動会の思い出など楽しいトークの後には,お二人のコラボで童謡「赤とんぼ」(作詞:三木露風,作曲:山田耕作)が歌い上げられました。そして,最後の曲は,東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」(作詞:岩井俊二,作曲:菅野よう子)。弓場氏が2台のオカリナを持ち替えて 紡ぎだす繊細な調べに,吉田氏の優しい歌声が重なるその演奏はまさに至福。中には,涙を浮かべて聴き入る館友もいらっしゃいました。

salon10_06.jpg

salon10_07.jpg

salon10_08.jpg

salon10_30.jpg

【ミニコンサート第2部】

 ミニコンサート後半は、第1回にもご登場いただいたシンガーソングライター 宇佐元恭一氏(昭和53 年卒)によるステージ。1曲目の「そこにあるRADIO」で,大人も子供も宇佐元カラー一色に。宇佐元氏の軽妙なトークに館友はさらに盛り上がりました。続く2 曲目はガラッと変わり,「海の中道」がしっとりと歌い上げられました。真っ青な芦ノ湖は,宇佐元氏の甘く切ない歌声をとともに,能古島の浮かぶ博多湾となり,聴衆は皆,博多の街に思いをはせました。そして,最後を飾るのは,代表曲「雨ニモマケズ」。ラストにふさわしい,心にしみる曲でした。

salon10_09.jpg

salon10_31.jpg

salon10_32.jpg

salon10_33.jpg

salon10_34.jpg

salon10_35.jpg

salon10_36.jpg

salon10_10.jpg

salon10_11.jpg

【箱根から小田原へ】

 まだまだ音楽に酔い、ステージを楽しんでいたい、と後ろ髪を引かれつつ、バスで小田原城へ。小田原城までの車中では、ビンゴ大会で盛り上がります。
 小田原城に到着後、史跡巡り。ご希望に応じて、今年リニューアルの小田原城ツアーや、黒田ゆかりの清閑亭(第3 代館長 黒田長成侯爵の別邸)へのツアーにご参加いただきました。

salon10_12.jpg

salon10_13.jpg

salon10_14.jpg

salon10_37.jpg

salon10_38.jpg

【小田原から新宿へ】

 小田原を満喫した後、バスで帰途につきました。
 Salon de 修猷 初のバスツアーでは、芸術・文化を堪能しつつ、世代を超えて館友との親睦を深める「かけがえのない一日」となりました。ご参加いただきました皆様、そしてこの企画にご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。

【終わりに】

 本企画をもちまして、私ども平成元年卒ガンガン会の幹事学年としての行事が終了いたしました。執行部をはじめとする皆様のご協力とご理解に深く感謝申し上げます。東京修猷会の益々の発展を祈念いたします。

谷口訓浩 権藤玲恵(平成元年卒 ガンガン会)