東京修猷会 会長・副会長の挨拶

aisatsu_hitoshi2.jpg 等 健次(ひとし けんじ)
(昭和45年卒)

東京修猷会 会長就任挨拶

令和6年7月1日

 このたび伊藤哲朗前会長の後を継ぎ、東京修猷会会長を務めることになりました昭和45年卒の等健次です。歴史と伝統ある東京修猷会の会長という重責に身の引き締まる思いです。
 今年は5年ぶりに懇親会を含めた総会をホテルで開催することができました。宴会場は広く、皆さんが同期で集まった後、テーブルを離れて部活などの先輩、後輩と交流されているのを見て、うれしく思いました。新型コロナ以前の700人には及びませんでしたが、440人の参加があり、同窓会の原点に戻れた気がしました。振り返れば、4年前新型コロナ感染拡大により、総会は中止。その後オンライン配信で再開、翌年は懇親会なし+オンライン配信。昨年はレストラン。そして今年ようやくホテルで人数制限なしの完全開催にたどり着きました。新型コロナ感染拡大による人々の行動制限、ホテル会場不足、会場費値上げといろいろ課題がある中で、六星会(H6)、七猷会(H7)、平八会(H8)、九猷会(H9)の幹事学年と執行部の皆さんの働きには敬意を表します。伝統を継承しながら状況変化に臨機応変に対応していく、まさに修猷の精神を発揮されたと思います。
 二木会は昭和27年頃から続いている、修猷館卒業生による講演会です。学士会館で毎月第二木曜日に開催され、この7月で684回になりました。幹事学年や執行部の皆さんが関心のある分野で活躍する先輩・後輩に講演を依頼します。政治、行政、経済、スポーツ、医療など様々な話をその分野のプロフェッショナルから直に聴くことができます。新型コロナの時期に導入したオンライン配信が軌道にのり、今では半分の方がオンライン、福岡からもドバイからも参加者がいます。もっと多くの方々に視聴して欲しいと思っています。学士会館は建て替えになるので、来年1月からはホテルグランドヒル市ヶ谷で行います。
 9月には「サロン・ド・修猷」という家族で参加できる企画があります。昨年はジャズの演奏、今年はオペラハイライト。いずれも修猷卒業生が演奏します。館友の活躍する場が 広がっているのを感じます。
 4月と9月には二木会ゴルフ、12月には忘年会があり、多くの方々が参加されます。
 幹事学年は毎年変わります。会社や家庭で忙しいにもかかわらず東京修猷会の活動を支えていることに感謝します。多感な青春時代を修猷館でともに過ごし、自分たちで運動会、文化祭をやり遂げてきた記憶と経験が、再び集まった時の原動力になっているのでしょう。また先生方が修猷生の自由闊達な活動環境を守っておられることも忘れてはならないと思います。
  今後東京修猷会が益々発展していきますように、加藤純一(S51)、鈴木俊彦(S53)両副会長を始め、各役員、執行部ならびに学年幹事の皆さんとともに精一杯務めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申しあげます。

aisatsu_kato.jpg 東京修猷会副会長
加藤 純一(かとう じゅんいち)
(昭和51年卒)

令和6年7月1日

 去る平成30年より、東京修猷会の副会長を務めております、昭和51年卒業の加藤純一です。
 館歌の歌詞がとても好きです。「皇国の為に世の為に尽くす」「やがて至誠の一筋ぞ」そして「向上の路、進みゆき 吾等が使命を果たしてん」
 「修猷館」に在学中、先生方だけではなく先輩後輩そして同輩の方々から、学んだこと・気づかされたこと・刺激を受けたこと等が、卒業後の「今」を生きる中で役立っていると感じています。
 幹事学年の皆様の献身的なご努力に支えられ、東京修猷会の活動は、総会だけではなく二木会など多くの館友が出会う機会を作り続けています。同学年だけではなく、卒業年次を超えた「出会い」が、素晴らしいケミストリー(化学反応)を生んでいます。このような場に、できるだけ多くの館友の皆様にご参加いただけるよう、等会長、鈴木副会長をはじめ各役員の皆様、執行部ほかの各幹事の皆様とご一緒に、諸先輩方が築かれてきた伝統を大切にしつつも、新しい挑戦を行えればと思っています。
 東京修猷会のより一層の充実・発展に些かでもお手伝いできますよう、微力ながら努めて参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

aisatsu_suzuki.jpg 東京修猷会副会長
鈴木 俊彦(すずき としひこ)
(昭和53年卒)

令和6年7月1日

 この度、等新会長の下、加藤副会長とともに副会長を務めることになりました昭和53年卒業の鈴木俊彦です。
 修猷館を卒業して四十有余年、この間一貫して私の胸には、修猷で学んだ月日が「誇り」として大きく存在していました。これまでの人生で幾たびか苦境に置かれたような時にも、館歌・「彼の群小」・「輿望は重し」等々、頭に叩き込まれた歌の一句一句が蘇り、どれだけ闘志を奮い起こされたことか分かりません。
 最近になって、若き同窓生の皆さんと触れ合う機会が増え、会合の締めでのエールの切り方ひとつとっても、自分の時代とは随分変わってきたものだと驚かされることも多いのですが、その一方、彼等・彼女等と話してみると、修猷で月日を送った者ならではの同じ思いが胸の内に流れていることを確かに感じるのです。
 『伝統とは形を継承することを言わず、その魂を、その精神を継承することを言う。』近代柔道の創始者である嘉納治五郎の言葉です。まさに同じ魂や精神を継承した者が集い、親睦を深め合うことで人生を更に味わい深い豊かなものにしていく。それが東京修猷会であると改めて思っています。
 不肖現役の行政官時代には、東京修猷会の皆さんから様々な励ましをいただきながら、二木会などに参加する時間もなかなか取れず、誠に申し訳ない思いでした。その御恩返しも含めて、微力ながら精一杯努めたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。