『素粒子理論物理学ってなに? ~素粒子が造り出す自然の美と数学的構造~』
入梅の候、館友の皆さまにおかれましては、コロナ渦の中で困難な状況ではございますが、ご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。
2年振り、かつ初のオンライン開催となりました先日の東京修猷会総会は、多数の館友の皆さまにご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。皆さまのご協力とご厚情につきまして、心より御礼を申し上げます。また、中止となった昨年に引き続いて総会幹事学年を務め、様々な制約の下で工夫を凝らして素晴らしい会を開催いただいた六星会(平成6年卒)の皆さん、本当にお疲れ様でした。
執行部一同、新しい同窓会活動のあり方について、今後とも幹事学年の皆さんとともに検討を重ねて参る所存でございます。引き続き東京修猷会の活動へのご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、令和3年7月の二木会は、平成5年ご卒業の森山翔文さんに「素粒子理論物理学ってなに? ~素粒子が造り出す自然の美と数学的構造~」をテーマにご講演いただきます。
森山さんは、修猷館高校在学時に数学オリンピックの日本代表選手としてモスクワ大会に参加し、銅メダルを獲得されました。平成9年に東京大学理学部をご卒業後、京都大学大学院で素粒子理論物理学を専攻、平成14年に博士学位を取得されました。その後はカリフォルニア工科大学でポスドク研究員を経て、平成17年から名古屋大学多元数理科学研究科の助教、平成27年から大阪市立大学理学研究科の准教授、さらに今年から同研究科教授として、研究と教育に従事されてきました。
素粒子理論物理学は、小林誠・益川敏英・南部陽一郎博士が平成20年にノーベル物理学賞を受賞して注目を集めました。森山さんがご専門とされる「弦理論」は、あらゆる素粒子が弦の振動により表されるという仮定で自然界を統一的に記述する理論で、その数学的な構造は芸術的な美を内包するものだそうです。
今回の講演では、素粒子理論物理学およびご自身の研究内容について、分かりやすくご紹介していただく予定です。さらに、コロナ禍での研究生活や大学教育についてもお話を伺いたいと思っております。
多数の館友の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。なお、お申し込みは令和3年7月2日(金)までにお願い申し上げます。
コロナ禍の状況に鑑み、オンラインのみでの開催といたしますが、5月の二木会に引き続き、会費のご負担をお願いさせていただきます。何卒ご理解ご了承下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 伊藤 哲朗(昭和42年卒)
幹事長 原沢 由美(昭和58年卒)
第657回二木会講演会
テーマ:「素粒子理論物理学ってなに? ~素粒子が造り出す自然の美と数学的構造~」
講 師: 森山翔文(もりやま さねふみ)さん(平成5年卒)
日 時:令和3年7月8日(木)(講演 19:00~)
場 所:オンラインのみでの開催となります
会 費: 1,000円
参加申し込みはこちらから(令和3年7月2日(金)まで、250名を上限として先着順での受付とします)
※パスワードはご案内メールに記載されております。
<留意事項>