『新型コロナウイルスに正面から向き合う~正しく敵を知る基礎研究の重要性~』
春暖の候、館友の皆さまにおかれましては、コロナ渦の中で困難な状況ではございますが、ご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。
さて令和3年5月の二木会は、昭和58年ご卒業の徳永研三さんに「新型コロナウイルスに正面から向き合う~正しく敵を知る基礎研究の重要性」をテーマにご講演いただきます。
徳永さんは平成8年北海道大学大学院で医学博士号を取得され、国立予防衛生研究所(現・国立感染研)、仏国パスツール研究所(パリ)、米国デューク大学で、分子レベルのエイズウイルス研究に取り組んだ後、平成13年に国立感染症研究所の主任研究官に就任されました。その後、ガーナ大学野口医学研究所での国際協力に参加され、更に大阪大学微生物研究所や東京医科歯科大学の客員准教授を経て、現在は熊本大学ヒトレトロウイルス学共同研究センターおよび山梨大学大学院生命環境学の客員教授も兼任されています。
新型コロナウイルスの感染爆発により世界中でロックダウンが繰り返される中、ネット上にはCOVID-19を風邪並みと揶揄したり、その一方で恐怖心を煽ったりする情報が溢れています。本講演ではサブタイトルの「正しく敵を知る」を趣旨として、昨年3月に世界に拡大した欧州型変異ウイルスの特性についていち早く警鐘を鳴らしたウイルス学者の徳永さんに、新たな変異型ウイルスやワクチンの動向など世界の新型コロナウイルス研究の最新情報と、ご自身の基礎研究の成果について分かりやすくお話しいただく予定です。
多数の館友の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
現在東京都に新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が適用されている状況を踏まえ、オンラインのみでの開催とさせていただきます。ご参加のお申し込みは、令和3年5月7日(金)までにお願いいたします。
なお、今年1月・3月の二木会は会費無料としましたが、オンラインのみの開催の場合でも通常の二木会と同様に諸経費(会場費・備品費等)が生じることに鑑み、3月開催の春季常任幹事会でご報告のとおり、今回より会費(1,000円)のご負担をお願いすることにいたしました。何卒ご理解ご了承下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 伊藤 哲朗(昭和42年卒)
幹事長 原沢 由美(昭和58年卒)
第656回二木会講演会
テーマ:「新型コロナウイルスに正面から向き合う~正しく敵を知る基礎研究の重要性~」
講 師: 徳永研三(とくなが けんぞう)さん(昭和58年卒)
日 時:令和3年5月13日(木)(講演 19:00~)
場 所:オンラインのみでの開催となります
会 費: 1,000円
参加申し込みはこちらから(令和3年5月7日(金)まで、250名を上限として先着順での受付とします)
※パスワードはご案内メールに記載されております。
<留意事項>