『SDGs と新国富指標〜豊かで持続可能な社会の実現を目指して〜』
(講師:九州大学主幹教授/九州大学都市研究センター長、総長補佐 平成6年卒 馬奈木俊介さん)
薄暑の候、館友の皆さまにおかれましては、ご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。
さて、令和4年7月の二木会は、平成6年ご卒業の馬奈木俊介(まなぎしゅんすけ)さんに「SDGsと新国富指標~豊かで持続可能な社会の実現を目指して〜」をテーマにご講演いただきます。
馬奈木さんは、1997年九州大学工学部飛び級中退、1999年に九州大学大学院工学研究科を修了後、2002年に米国ロードアイランド大学大学院で博士(経済学)の学位を取得されました。その後、米国サウスカロライナ州立大学、東京農工大学、横浜国立大学、東北大学等を経て、2015年より九州大学大学院工学研究院教授に就任されています。2019年には「豊かさ(持続性)指標の構築に関する研究」により第16回日本学術振興会賞を受賞。この豊かさ指標が、国連総会において高い関心が示され国際的に評価されたことで、馬奈木さんはアジア太平洋から初となる世界環境・資源経済学会の共同議長も務められました。現在、第25期日本学術会議会員・日本学術会議サステナブル投資小委員会委員長も務められています。
2015年9月に開催された国連持続可能な開発サミットで、17のゴール・169のターゲットから構成される持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)が策定され、2030年までの目標達成に向けた全世界的な取り組みが現在進められています。
このSDGsの達成度を可視化するための指標として生み出されたのが「新国富指標」で、馬奈木さんは指標づくりに携われ、その国連報告書の代表を務められています。新国富指標は、GDPなど従来の経済指標では測れない真の豊かさを示すものであり、気候変動や資源・環境問題、健康・教育格差や貧困、ジェンダーギャップ等の社会課題解決に向けて、国単位のみならず地域や企業など、幅広い分野領域や組織において活用されることが期待されています。
今回の講演では、SDGsと新国富指標についてご説明いただき、この指標を活用した企業や自治体における様々な取り組みをご紹介いただきます。そして真の豊かさとは何か、どうすれば豊かで持続可能な社会を実現できるのか、資源が乏しく人的資本が豊富だと言われる日本が目指すべき姿について考える機会にしたいと思います。
なお、今回の二木会は、感染防止対策を十分に講じたうえで、会場参加とオンライン参加を選択可能なハイブリッド方式により開催する予定ですが、コロナウイルスの感染拡大の状況等を踏まえ、オンラインでの開催のみに変更することがありうることを予めご了承ください。
多数の館友の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。準備の都合上、お申し込みは令和4年7月12日(火)正午までにお願いいたします。
また、ご来場される皆さまにおかれましては、以下の感染防止策へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
1. | 会場に到着する以前に、既に発熱・咳・全身痛等の自覚症状がある場合、体調がすぐれない場合は、無理をなされずご来場をお控えください。 |
2. | 感染防止のためマスクの着用をお願いします。 |
3. | 検温で37.5℃以上の発熱がある方は入場をご遠慮いただきます(当日受付で検温を実施します)。 |
4. | 手指の消毒、咳エチケットへのご協力お願いします。 |
5. | 会場内での十分な空間を確保するために、座席数を50席程度に縮減します。受付後、スタッフの指示に従い、指定された座席にご着席下さい。 |
6. | 会場内で体調の異変を感じた場合は、ご遠慮なくスタッフにお声掛けがけください。 |
7. | 講演前の軽食、講演後の懇親会はございません。 |
東京修猷会 会 長 伊藤 哲朗(昭和42年卒)
幹事長 原沢 由美(昭和58年卒)
第666回二木会講演会
テーマ:『SDGsと新国富指標~豊かで持続可能な社会の実現を目指して〜』
講 師: 馬奈木俊介(まなぎしゅんすけ)さん(平成6年卒)
日 時:令和4年7月14日(木)(講演 19:00~)
場 所:学士会館(千代田区神田錦町3-28、電話 03-3292-5936)
東京メトロ東西線「竹橋」駅 下車(3a出口)徒歩5分
都営三田線/都営新宿線/東京メトロ半蔵門線
「神保町」駅 下車(A9出口)徒歩1分
会 費:(会場参加)1,500円(オンライン参加)1,000円
*70歳以上および学生の方は、会場参加/オンライン参加の
いずれも無料
参加申し込みはこちらから(令和4年7月12日(火)正午まで)
※パスワードはご案内メールに記載されております。
以下の留意事項を十分ご確認の上、それぞれのご参加方法等に応じたチケットによりお申込み下さい。会場参加は50名、オンライン参加は250名を上限として、いずれも先着順での受付とします。
<留意事項>1. | 会場参加:70歳以上および学生の方(無料) |
2. | 会場参加:一般(会費1,500円を申込時にお支払いただく場合) |
3. | 会場参加:一般(会費1,500円を現地受付でお支払いただく場合) |
4. | オンライン参加:70歳以上および学生の方(無料) |
5. | オンライン参加:一般(会費1,000円を申込時にお支払いただきます) |