Salon de 修猷誕生物語

「Salon de 修猷」って何?

年に1度、土曜の午後に開催している同窓生の親睦・交流・学習の場です。 館友のみならずご家族も参加することができる会です。平成19年度から始まりました。 夜の二木会では取りあげることの少なかった公演形式の文化・芸術をはじめ、今後はより幅広いテーマを取り上げ、卒業生の活躍を紹介しながら楽しく有意義な会にしていきます。

それは大先輩からの一言から生まれた

平成18年、甲畑眞知子前幹事長が初の女性幹事長として就任された際に、大先輩から東京修猷会の運営に関する貴重なアドバイスをいただいたそうです。その一つが「二木会は平日の夜の開催だが、昼の方が参加しやすい同窓生のために何か考えてくれ」というものでした。実際、二木会は女性や若者の参加者を増やして活性化させていくことが課題でした。「土曜日の午後開催ならば、またテーマを幅広くすれば、参加し易いのではないか。そして家族も参加できるようにしよう。」と、とにかく始めてみることを決心されました。

どうやって実行に?

まずは新企画として趣旨を明確に打ち出し、当時執行部で二木会を担当していた野中哲昌副幹事長の協力を得ながら、常任幹事会の承認を得ました。そして、試行的に始め、徐々に体制を整えながら軌道に乗せていく、という青写真を描きました。

新企画は承認されたが、誰が担当するの?

東京修猷会は、45歳になる年度に巡ってくる担当幹事学年の多大なる協力で運営されています。しかし、新しい企画の運営を幹事学年に依頼するのは荷が重すぎます。ならば有志で実行委員会を立ち上げようと、幹事学年や執行部の枠を超えた、以下のメンバーによるチームが編成されました。 甲畑眞知子さん(S44・前執行部幹事長)、吉武恵美さん(S44)、本田由紀子さん(S45・前執行部副幹事長)、野中公子さん(S51・常任幹事)、柴尾眞由美さん(S55・当時の幹事学年)、真砂千恵さん(S55・当時の幹事学年・現執行部副幹事長) こうして、女性6名で、ゼロからのスタートが切られました。 

第1回目の企画はどのようにして決まった?

文化・芸術分野に絞って人選から始めました。55年幹事学年が新入生歓迎会のためにミニ コンサートを依頼したシンガーソングライターの宇佐元恭一さん(S53)が、当時宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」に曲を付けて歌っておられました。偶然にも、甲畑前幹事長の同期に、賢治の詩の朗読をライフワークにしているNHKラジオアナウンサー、青木裕子さん(S44)がおられました。 このお二人に1回目への出演をお願いしたところ、快諾してくださいました。こうして、学年を超えた歌と朗読のコラボレーション企画が誕生したのです。

具体的な運営方法は?

運営の骨格となる、公演会の形式に適した会場、適切な参加費、案内方法、当日の役割、新企画の呼称、どうやって次回に繋げるか等々、アンケートを取りながら検討を重ね決められました。 特に、ピアノが必要な会場に関しては、メンバーで分担し都内の会場候補の情報収集、比較検討 現地視察を行い、その結果、総合的に判断して、学士会館が最も相応しいと決定に至りました。   また、会の呼称は、「Salon de修猷」と命名されました。ロゴのデザインは、「修猷の精神、気慨、気骨を表しつつ会の趣旨を表現して」という注文を基に、大手広告代理店勤務のS55年卒同窓生に無償の協力をいただき、誕生しました。    このように実行委員会メンバーと公演者、幹事学年の熱い思いが結集され、1回目が開催されました。素晴らしく贅沢な公演、ティータイムの参加者同士の交流、ご家族連れも参加と、趣旨に沿った会を開催することができました。 現在まで5回開催されましたが、それぞれに修猷の底力が感じられ、どの回も素晴らしく心に響く公演でした。 6回目を迎える今年度、3月の常任幹事会で、「Salon de 修猷」は二木会の一貫として9月の土曜午後の開催を定例化し継続することに決定     会を重ねるごとに企画運営の中心を幹事学年に移行していき、有志からなる実行委員会のメンバーはアドバイザーとして折々で支援をしてくださいましたが、ここまでこぎつけたのも「Salon de 修猷」の礎をゼロから作り上げることに尽力された、彼女たちの情熱があればこそです。 今後は担当幹事学年運営のもと、この企画を通して様々な分野での館友の活躍を知り、学んでいただくと同時に、ますます館友同士の繋がりを深める一助になればと願うばかりです。

Salon de 修猷公演概要(公演者敬称略)

◆ 第1回 【平成19年11月24日(土)】
『宮沢賢治、歌と朗読と、そして、銀河へ』
宇佐元恭一(S53年卒、シンガーソングライター)と青木裕子(S44年卒、NHKアナウンサー)の共演。
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◆ 第2回 【平成20年9月27日(土)】
『ソナタの誕生 ~イタリア・バロックの音楽~』
小池耕平(S56年卒、リコーダー奏者と仲間によるレクチャーコンサート
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◆ 第3回 【平成21年8月22日(土)】
『絆~その愛と哀を歌う』
森田澄夫(S41年卒、テノール歌手)と小野山幸夏(S53年卒、メゾ・ソプラノ歌手)によるジョイントコンサート
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◆ 第4回 【平成22年9月4日(土)】
『フルートと弦楽器で奏でる小さな管弦楽』
白水裕憲(S58年卒、フルート奏者)と群馬交響楽団員3名との共演によるフルート四重奏コンサート

 

◆ 第5回 【平成23年8月27日(土)】
『名曲に響く「鐘」の風景 ~ ピアノ、クラリネット、チェロの調べにのせて』
岩城美智子(S59年卒、ピアノ奏者)の独奏と、友人2名との共演による本校の鐘をモチーフにアンサンブルコンサート

 

◆ 第6回 【平成24年9月22日(土)】
『名なしの森のなかで~魅惑の芸術の世界をあなたに』
船木美佳(S60年卒、画家)による絵画解説と、蒲池恵子(S60年卒、ピアノ奏者)、大神小百合(S60年卒、ピアノ奏者)と友人1名との共演によるコンサート
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◆ 第7回 【平成25年9月21日(土)】
『ことばをつむぐ』
第一部:ことばのスペシャリスト三人による「日本のことば」についてのディスカッション
第二部:参加者全員による俳句づくり
広渡敬雄(S45年卒、俳人)、松隈剛(S61年卒、電通コピーライター)、入江信吾(H7年卒、脚本家)
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◆ 第8回 【平成26年9月20日(土)】
『愛すべき、博多の食文化』
第一部:食のスペシャリスト三人による「ふるさと博多の味」と食文化の歴史や背景についてのディスカッション
第二部:博多の食材と学士会館フレンチシェフとのコラボレーション料理を実食
緒方大助(S54年卒、らでぃっしゅぼーや株式会社会長)、吉田貞信(H7年卒、「mamagocoro」プロデューサー)、竹本 エリ(昭和62年卒、 ルクルーゼ・ジャポン マーケティングディレクター)
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◆ 第9回 【平成27年9月12日(土)】
『ココロの動かし方 
~オリンピック・パラリンピック招致はどうして成功したのか』

第一部:コミュニケーションのプロフェッショナルによる「伝えること」についての講演
第二部:全員による「修猷館高校」のキャッチコピー作成
髙崎卓馬(昭和63年卒、電通エクゼクティブ・クリエイティブディレクター)

 

◆ 第10回 【平成28年9月10日(土)】
『大人の遠足~箱根・小田原へのバスツアー』
節目となる第10回を記念しての小旅行
ジャンルの違うふたりのミュージシャンによるコラボレーションコンサート
宇佐元恭一(S53年卒、シンガーソングライター)、吉田明未(H21年卒、ソプラノ歌手)、弓場さつき(H22年卒、オカリナ奏者)
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