『金融サービスの新しいカタチ・FinTech(フィンテック)
~ 福岡発 × 地方銀行初 FinTech ベンチャーの挑戦 ~』
講師:永吉健一氏(平成3年卒)
■講師紹介
〇志保澤 私と彼は実は去年の同窓会で初めて話をしました。私は永吉君と同じ銀行員です。最近の雑誌等の論調としては、こういった先進技術をうまく取り込まないとリストラされるのではといったものが多く、FinTechと向き合わざるを得ない状況にあるのですが、既存のシステムの制約があったりでなかなかうまくいかないもどかしさを感じています。そういったなか、Fintechの第一線で高校の同期が活躍しているという話を聞き、八重洲にある福銀のオフィスを訪ねていきました。オフィスは、ダイアゴナルランというとても先進的なスペースで、今日のようないでたちの永吉くんが出てきて、「あー、Fintechはこのような人がやっているのだ」と思いました。
■講演
〇永吉 私は出張で東京に来ることは多いのですが、なかなか修猷会に出席する機会もないままでした。しかし、去年の東京修猷会総会の幹事学年というので、少しでもお手伝いができればと駆け付けたところからいろいろなご縁ができ、今日のこの場をいただきました。
■はじめに
新しいビジネスをしようと、ふくおかフィナンシャルグループのグループ会社として2年前に会社をつくりました。スーツにネクタイという銀行員のイメージをお持ちの方が多いと思いますが、私はこのように足元も足首を出してチャラい格好をして、無理をして若づくりをしてベンチャーの世界に飛び込んでいます。
銀行の中に新しい会社をつくろうとすれば、当然、組織の承認とかの手続きのプロセスを踏まないといけませんが、このビジネスを始めた時は世の中のスピードがものすごく早く、そのプロセスを踏んでいたのではいつまでたってもスタートしないと思って、勝手にとりあえず自分のポケットから1万円を出して会社をつくり、決裁が下りたらそれからグループ会社にしてくださいみたいな、本当に勝手なかたちでスタートしました。
2年前に12、3人でこの会社をスタートしました。いわゆる銀行っぽいオフィスでやっていたのですが、ベンチャーやスタートアップの方などの金融以外の世界の方とこのビジネスをやっていこうと決めた時に、そういう方はみんなTシャツにジーパンみたいな方が多くて、銀行員の格好だと場違いで本当にフェアなビジネスはできないと思い、まず格好を少しビジネスカジュアルにしました。
格好はそうしても、執務環境が銀行の堅い職場だとこれまたクリエイティブな発想はできないと、従業員が一気に増えたのを機にオフィスも改装しました。おかげさまで従業員も今は50人ぐらいになり、最初の私の1万円はもう即座に消えてしまい、今はいろいろなビジネスパートナーの方々にご出資いただいて、資本金も11億9千万円となりました。
こちらのスライドをご覧ください。今から13年前のヨハネ・パウロ2世の謁見(えっけん)の様子の写真と、同じ状況の8年後の写真があります。こちらは皆がスマートフォンで一斉に写真を撮っています。これは象徴的です。たった8年でスマートフォンが一気に身近なツールになってしまいました。スマートフォンの急激な普及とインターネットの世界の急激な拡大で、人々のライフスタイルも変わってきます。このようなデジタルの進化がFinTechには大きく関係しています。
■What's "FinTech"?
このような中で、もちろん金融業界の銀行も変わってきていて、まさにここがFinTechの入口となります。ただ、志保澤くんの話にもありましたが、銀行業界では非常にホットなキーワードだったりするのですが、世の中のFinTechの認知度はまだまだです。このFinTechという言葉は略語で、FinanceとTechnologyを掛け合わせて生まれたサービスのことです。このようなサービスを事業として展開されている方とか会社そのものをFinTechと言うこともあります。最近よく耳にする、スマホ決済とか家計簿アプリのようなサービスがジャンル的にはFinTechと言われているものです。世界的に見てもこのFinTechはとても注目されていて、それに対する投資も増えています。もともとはアメリカ発のサービスですのでアメリカの投資額が多いのですが、近年は中国を筆頭にアジアでもFinTechに対する投資が増えてきていて、いろいろなサービスが出てきています。
なぜFinTechがこのように台頭してきたかということです。従来から金融サービスの領域はお客さまの資産を守るということで、セキュリティ対策などを中心に極めて堅牢なシステム、仕組みになっていて、それを維持するためには莫大なコストがかかっています。一方で、今ではスマートフォンのアプリをつくるとか、SNSで情報を拡散する世界が普通にできる時代になり、本当に優秀なプログラミングができれば、個人でアプリをつくってそれを販売することもできますし、大々的にテレビCMとか宣伝広告を打たなくても、SNSとかFacebookとかの無料の情報発信で、一気にそれがブレイクするような世の中になってきています。それは、新しい事業とかサービスを起こすのに、もはやゼロコストに近いかたちでできるような時代になってきていて、そこにカテゴリーキラーとして新しいベンチャーができてきているということです。
■FinTechの具体的なサービス
アメリカでは2008年ごろからFinTechがブームになってきています。2008年というのはリーマンショックの時で、アメリカの金融機関が一気に大リストラを始めます。アメリカの金融の中心はニューヨークを中心とした東海岸なのですが、そのリストラされた人たちが、西海岸のシリコンバレー辺りに行って、これが本当かどうか分かりませんが、自分を首にした銀行を見返してやろう、今の銀行なんかぶっ壊してやろうぜと、新しい事業・サービスを次々に起こしたと言われています。
こうして起こったアメリカの初期のFinTechのサービスは、銀行をぶっ潰せという意味を込めてdigital disruptionという言われ方をされていました。その時の代表的なサービスが、Squareとか、資産運用のacornsとか、融資のLendingClubとかです。例えばSquareというサービスは、スマートフォンにドングル型のカードリーダーを差すだけでカード決済ができるようなものです。普通、クレジットカードを利用するためには専用の端末が必要で、その端末1台だけでも30万円位したり利用料も掛かっていますので、このサービスは、今、世界中で広まっています。
2年前にニューヨークでFinTechのイベントがあって、私がそれを見に行った時に思ったことがあります。私は、しゃべれない・聞けない・読めない・書けないという英語の四重苦なのですが、その2日間のFinTechのイベントで70社ぐらいがサービスのプレゼンをするのを見ていると(勿論英語で)、不思議とどのようなサービスなのかが分かるのです。英語の説明は分からないのですが、サービスのイメージが分かるのです。それは、それだけシンプルで分かりやすいサービスなのだということです。
日本の金融サービスについては、われわれは銀行員なのであまり銀行のことを悪くは言いたくはないのですが、店頭では待たされるとか、ATMで自分のお金を下ろすのになぜ手数料を払わないといけないのかとか、ご不満はたくさんあると思いますが、日本のATMの機能は海外とは全然違います。海外のATMはつくりもお粗末で、お金を出す機能しかないことが多いのですが、日本のATMでは、宝くじが買えたり、住所変更の手続きができたり、ローンの申し込みができたり、銀行の窓口と同じぐらいの機能を持っています。
私はそのニューヨークのイベントを通じて、もともと銀行のサービスの質が違う中で、本当に日本でもこの新しいサービスが流行るのかなと思いました。日本で流行るとするとどのようなはやり方かを考えると、やはり日本人の気質とか「おもてなし」とかのカルチャーが関係してくるのだろうと思います。日本人というのは、みんなと仲良くとか協調とか調和とかを大切にしますので、海外でのdigital disruptionというキーワードと対比して、日本ではdigital harmonizationというキーワードがポイントになると思っています。この表現が正しいのかどうかはよく分からないのですが、私は日本でのFinTechというのは、ベンチャーとか金融機関とかその他の業者の方々との協調とか調和の中で生まれてくるのだろうと定義しています。
日本のFinTechへの投資も近年増えてきています。アメリカのSquareと同じようなサービスで、佐俣さんという女性の方が社長のコイニーというのがあります。小さな端末にカードを差すだけでクレジットカードが利用できるというものです。初期費用が2万円ぐらいで、決済手数料も一律3.24%で使えるサービスです。
また、家計簿アプリとか口座のアグリケーションサービスのマネーフォワードというのがあります。これは銀行口座のIDとパスワードを登録すると、自分のメイン銀行だけではなく複数の銀行や証券、またポイントサービスなどもこのアプリ上で一元的に管理できるサービスです。
freeeはクラウド会計ソフトです。中小、零細、個人事業主の方が自分の請求書や領収書を入力すると自動的にそれが口座の情報とも一元化されて、財務諸表とか、最終的には確定申告書みたいなものもつくってくれるサービスです。
Liquidというのは本人認証です。今はIDとかパスワードとかがあり過ぎてよく分からなくなっていますが、これは指紋認証とか静脈の認証とかで本人確認をするソリューションです。
THEOは、五つの質問に答えるだけでロボットアドバイザーがその人に最適な資産運用プランを作成してくれます。これらのようなFinTechサービスが、日本では今はやり始めています。
■FinTechがもたらす金融機関へのインパクト
もともと銀行というのは、預金や融資や運用とかの手続きがワンストップでできるバンドル(束)化された金融サービスが強みだったのですが、今の世の中はいろいろな人たちが金融サービスを提供できる環境になってきています。ただ、銀行のように全部をやろうと思うと、いろいろな規制やコストの問題がありますので、決済だけとか資産運用だけとかをサービスとして切り出してユニークで使いやすいものにしようという形になっていて、このことが「金融のアンバンドリング化」と言われています。アンバンドリングというのは「束ねる」の反対の意味で、ばらばらにするということです。
これが進んでいくと、金融(Banking)は金融機関(Bank)の専売特許ではなくなるかもしれないということです。アメリカの大手コンサル会社の試算では、金融機関のリテール分野がベンチャーとかスタートアップの企業に取って代わられると、全部足し合わせると銀行収益の3割が無くなるとの予測もあります。これは一つの推計ですが、このまま進んでいくとこのようなインパクトが本当に実現する世界になっていくかもしれません。
アメリカの銀行のホームページを見ると、「借りる」とか「預ける」とか「増やす」とかの項目があるのですが、(スライドでは)小さく下にFinTechの企業名を記載しています。日本でも、先ほど紹介した日本のFinTech企業での代替が進んでいます。
さらに、今はGAFA (Google・Apple・Facebook・Amazon)といういわゆるDigital Giantsと言われる巨大企業が出てきていて、銀行はこのパックマンに食べられる餌みたいな状態になっています。銀行の後ろにFinTechの企業がいて、さらにはそれをも飲み込もうとするGAFAがあるという構図です。最近のニュースでは、Amazonが銀行業に進出してくるのではないか、そうなると、それを日本の金融庁は認めるのかみたいな議論が進んでもいます。今はこのような巨大企業の脅威も迫っている状況です。
■FFGにおけるFinTechの取組み
私を"i"するマネーサービスiBank
今から5年前、私は経営企画部門にいて、まさに修猷のOBの柴戸頭取から「これから10年先、20年先の銀行を考えよう。今の銀行の延長線上にはないビジネスを考えろ」という指示をいただきました。銀行員を呼んで銀行じゃないことを考えろという無理難題を言われたのです。当時私はiPhone5を持っていたと思うのですが、このiPhoneのビジネスモデルが素晴らしいと思い、このiPhoneのような新しい金融サービスをつくろうというのを大きな目標にしてプロジェクトをスタートしました。
ここで皆さんはお気づきかと思うのですが、iPhoneと同じく私のiBankもiだけ小文字です。完全にこれはパクリです。あわよくばiPhoneの一つの公式アプリのようにならないかなという下心もあってiBankという名前を付けました(笑)。
既存の銀行サービスとは違ったアプローチをしようと思い、サービス業では必ず出てくる「お客様起点」という言葉に着目しました。もう一つ、当時は「構造改革」という言葉を戦略としてうたっていましたが、今、それを言い換えると「イノベーション」ではないかなと思います。この二つに着目して新しいことをしようと考えました。銀行の商品とかサービスは「コモディティ化(一般化)」されているとよく言われますので、われわれは、お客さんが本当に望んでいる新しいサービスを創ろうと考えました。出来上がったサービスは三つのコンセプトでできています。一つは「スマホから身近なマネーサービスを」、二つ目は、「銀行以外のサービスも搭載」、三つ目は、「地域連携モデル」です。
われわれのサービスは、一つのサービスが枝分かれしていく仕組みになっています。アプリを立ち上げると、口座の収支が項目ごとに見られます。1ヶ月の収支の結果が黒字だと、ポチッと押せば貯金専用の口座にお金を移すこともできますし、貯金だけでなく資産運用のサービスにも回せます。また、お金を借りる機能も付いています。ここまでは金融機能の世界です。そして次に目的預金ができる機能を付けました。この機能は、お金を貯める「目的」を幾つでも、自由に設定することができるというもので、そこから得られるお金に色がついた情報・データを元に新しいマーケティングの世界が広がり、新しい動線が産まれてきます。
次に、ビジネスとしてわれわれが何で儲けようとしているかというと、銀行と個人と法人のお客さんの間にするすると入っていって、そこをつなぐビジネスをしようと考えています。銀行が保有しているお客さまの属性や資産状況に加えて、われわれのアプリの中に登録していただいているお金の情報とか個人の興味・関心といったものを組み合わせたデータベースを元にユーザーの方に一番合ったタイミングで一番合ったご提案をしようというのが、われわれの裏側の顔です。それはまさに広告とかマーケティングのビジネスです。われわれは、表向きには個人の方に使っていただく金融のアプリですが、裏側はアプリの中で広告表示をしたり、スマホなのでその人にダイレクトにメールでお知らせやご提案ができるようなソリューションを収益モデルとしてやっています。
■"つながる"マネーサービスを目指して
このサービスは私が銀行の企画部門にいる時に考えました。普通は企画して承認が取れたら、後はそれを実現してくれる各部門の人にバトンタッチして終わりというのが多いのですが、これに関しては、今まで誰もやったことがなかったので、柴戸頭取から「おまえが行ってやってこい」と言われ、最初はしぶしぶといった感じでやることになってしまいました。そしてこのサービスを立ち上げたら、また企画部門に戻れるぐらいに思っていたのですが、このアプリ、デジタルの世界というのは終わりがありません。常に改善して新しいサービスを出し続けなければならないのです。これが大誤算で、今2年が経ちましたが、いつまでこれが続くのかなというのが目下の私の不安です(笑)。この時代のスピード感にいつまで体がもつのかなと思いながら福岡の地銀発の新しいビジネスにチャレンジしています。
今、いろいろなビジネスパートナーとエコシステムを展開しています。金融以外でも同じようなことを考えている人たちはいて、例えば生保さんとか損保さんは、InsurTech(インシュアテック)とかHealthTech(ヘルステック)とかのジャンルでこのようなエコシステムをつくろうとしていますし、カルチャーとか教育の世界でも同じようなことが起こってきています。このような人たちとつながることができると、彼らのビジネスの世界観や顧客基盤ともつながっていくことができるのだと思います。これからも、銀行以外のいろいろなサービスの方との連携を目指しています。
最後に「Banking is necessary, But Banks are not. So, iBank is here.」という言葉をご紹介します。これの前半部分は有名なビル・ゲイツが言った言葉と言われています。しかもこれを言ったのが1994年だそうです。金融取引そのものは不変だけれども、やがて金融機関は必要がなくなるということを20年前に言っていたのです。まさにその世界が今デジタルの世界で起ころうとしています。こう言われているからこそ、今、iBankというところで、一生懸命九州から全国に向けてチャレンジをしている事業ということで、ご紹介させていただきました。
ご清聴ありがとうございました。
■質疑応答
〇堀 平成18年卒の堀です。iBankさんでは新しいビジネスモデルに対して、儲かっているのか儲かってないのかということも含めて、銀行内ではどのように見えているのでしょうか。もう一つ、東京でビジネスをする場合と福岡でFinTechのビジネスをする場合、消費者のニーズが違うとか取り組み方の違いがありますか。
〇永吉 1点目ですが、今はまだ2年目で全く儲かっていません。計画では3年は赤字ということでやっていますので、後1年間は赤字を許してもらえるのかなと思っています。このビジネスは大きく二つの収益構造になっていて、一つは金融サービスですが、これは大した金額ではなく微々たるものです。われわれが本当にビジネスとしているのは、ここで得られた情報とかデータを使ったマーケティングのビジネスです。これからも広告ビジネスに注力していくつもりです。
もう一つの質問ですが、デジタルの世界では地域は関係ありません。ただ福岡にいて、唯一、ちょっと口惜しいなと思っているのは、やはり情報の発信力とか注目力が全然違います。やはり東京のほうが、注目度が高いです。この辺りはもしかしたらマスメディアの方々の知識の差だったりするのかもしれません。ただ、サービスそのものは東京だろうが海外だろうが何も負けているとは思っていません。
〇島津 38年卒の島津です。私も昔は銀行にいました。銀行でしたら金融庁に管理されますが、iBankさんはどこの官庁に入るサービス業務になるのでしょうか。もう一つ、インターネットでのセキュリティーについてはどのようなご努力をされているのでしょうか。
〇永吉 われわれの会社はふくおかフィナンシャルグループのグループ会社という位置付けになりますので、そういう意味では金融庁の管轄下にあります。そして銀行代理業という資格を持ってサービスを展開していますので、この部分も当然金融庁の領域になります。
セキュリティーの質問ですが、われわれは銀行グループなので、セキュリティーに関しては銀行と同等レベルです。そしてこれは副次的な話なのですが、このサービスでは自分の口座間でのお金の行ったり来たりはできるのですが、第三者への送金ができません。外に出すことができない仕組みなのでお金が抜き取られる心配はありません。
■会長あいさつ
〇伊藤 この6月に大須賀会長の後を受けて東京修猷会の会長になりました伊藤です。今日は会長としての最初の二木会でした。今日のお話を聞いて、私みたいなガラケー族はまずスマホから入らないといけないかなと思いました。今日のお話の内容については、私は全くの素人で、その方面のプロの副会長の加藤さんにお願いしたいと思います。
〇加藤 今年から副会長になりました加藤です。私も金融機関に勤めていて、まさにデジタルイノベーションと日々格闘しているところです。
今日のお話で、私は大事なことが二つあると思いました。一つは、新しくできることを考えようと発想されたということでしたが、より良くしていくというのは当たり前で、新しいことができるのではないかという発想で立ち向かっていくことが、恐らくわれわれのビジネスをブレークスルーする一つの発想なのだろうと気付かされました。これは大変参考になりました。
もう一つは、「つながり」というキーワードがとても重要だと思いました。今の金融機関はスタートアップの方々と一緒にやっていくというのが完全に世界の標準になっています。ある部分はスタートアップに任せ、自分たちだけでやる部分を限定的に考えながらやっていく時代になっているようです。これからは、異業種の人たちとのつながりが必要になってきているのだと思います。今の永吉さんは、5年前だと金融機関がお付き合いしなかったような人たちとつながっておられるのだと思います。このつながりでより強くなることがiBankの次の到達点なのではないかなと思います。感銘を受けました。今日はありがとうございました。
(終了)