第636回二木会のご案内

『人生の終末期をどう生きる?-逝く人に学ぶ』

 早春の候、館友の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。

 さて、平成30年3月の二木会は、昭和35年卒業の後藤勝彌さんに「人生の終末期をどう生きる?-逝く人に学ぶ」をテーマに、お話しいただきます。

 後藤さんは九州大学医学部を昭和42年にご卒業後、脳卒中学をご専門とされ、脳血管内治療の開拓・普及に従事されました。福岡大学医学部放射線科助教授を経て、麻生飯塚病院では、日本初の脳血管内外科部長にご就任されました。その後、UCLAの客員教授、広島県福山市の太田記念病院長などを歴任。現在は、太田記念病院名誉院長であるとともに、にのさかクリニックのホームホスピス医師として活躍中です。近著に「逝く人に学ぶ 在宅医が看取りを通して語る」がございます。

 人はどのようにして死んで行くのか、死にゆく人々の気持ちや心からの願いは何なのでしょうか。そして人生の最期を支える人々の思いや振る舞いが死にゆく人にどのように作用するのでしょうか。超高齢化社会に突入したいま、自分の問題として考えてみるべきではないかと思います。

 今回の講演では、人間にとって終わりがなぜ大事なのかという心理学的な根拠、生命補助である終末期医療を充実させることの意義、そして後藤さんが20年間にわたり在宅で看取りをした800例を踏まえて、在宅療養の現状と、望ましい最期の迎え方についてお話しいただきます。

 死期の迫った人が必要とする日々の癒しと人との絆や小さな望み、人がそれを必要とする根拠と援助の仕方を理解できれば、館友の皆様の身近にいる方の晩年のみならず、皆様自身の晩年のあり様も変わるかもしれません。この機会に、人生の終末期の生き方について、館友の皆様と一緒に考えていければと思います。 多数の館友の皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

 多数の館友の皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
なお、参加のお申込みは平成30年3月2日(金)までにお願い申し上げます。

東京修猷会   会 長  大須賀賴彦(昭和37年卒)
幹事長  松尾 隆広(昭和54年卒)

第636回二木会講演会

テーマ:『人生の終末期をどう生きる?-逝く人に学ぶ』

講 師:後藤 勝彌(ごとう・かつや)さん(昭和35年卒)

日 時:平成30年3月8日(木)(受付/18:30~ 講演/19:00~)

軽 食
 講演前の17:30~18:45の間、学士会館1階レストラン『SEVEN'S HOUSE』にて、軽食(ピザやハンバーグ等)を取っていただくことができます。(講師の後藤さんも同席される予定です。)
 料金は、1ドリンク付きで1,500円/2,000円です。
 ご希望の方は席を予約しますので、事前にお申込み下さい。
 なお、その場合は講演開始15分前までに食事を終えて講演会場に入場ください。

場 所:学士会館
    千代田区神田錦町3-28
    電話 03-3292-5931

o 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線/三田線「神保町」駅 下車3分
o 東京メトロ東西線「竹橋」駅 下車5分

会 費: 1,500円 (講演のみ)
     70歳以上および学生の方は無料

参加申込はこちらから(平成30年3月2日(金)まで)