『外国での日本文化史講義-北京・ソウル・ブタペストの大学で』
早春の候、館友の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。また、二木会活動におきまして平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、4月は入社・入学の月にあたり、東京修猷会にも新たなメンバーを迎え入れます。そこで、4月の二木会は恒例通りの2部構成とし、第1部では、昭和26年卒業の大隅和雄さんに「外国での日本文化史講義-北京・ソウル・ブタペストの大学で」をテーマに、ご講演いただきます。続いて第2部では、新入会員歓迎会(懇親会)を催します。
大隅さんは、北海道大学助教授を経て、長年、東京女子大学教授を務められ、現在は東京女子大名誉教授でいらっしゃいます。日本の歴史・思想における、古代から近現代までの視野の中で、特に中世の思想史・文化史を探求されてこられました。「中世仏教の思想と社会」や「中世の声と文字」など多数のご著書があります。また、昨年ノーベル賞を受賞された大隅良典さんのお兄様でもあります。
日本文化とは何か...2020年の東京オリンピックを控え、「外から見た日本」に対する関心が高まっています。私たちは自分たちの国の文化をうまく説明できるでしょうか。大隅さんは、北京(日本学研究中心)、ソウル(誠信女子大学校)そしてブタペスト(エオトヴェシ・ローランド大学)で日本文化史の講義をされたご経験があり、放送大学でも「日本の文化と思想」の講師を務められました。その折々に日本文化をどのように考え、外国の若者にどう説明するか、試行錯誤があったそうです。大隅先生の深い学識と、幅広い視野に基づくお話を伺いながら、3 年後の東京オリンピック開会式、そのとき世界に向けて日本の文化はどのように発信されるのか、しばし想いをめぐらせてみたいと思います。
その後の懇親会では、入社・入学とともに新たに東京修猷会に入会した初々しい同窓の仲間たちと、楽しい歓談の一時を過ごしていただきたいと考えております
多数の館友のみなさまのご参加を心よりお待ちしております。なお、参加のお申込みは 4月7日(金)までにお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 大須賀賴彦(昭和37年卒)
幹事長 松尾 隆広(昭和54年卒)
第628回二木会講演会
テーマ:『外国での日本文化史講義-北京・ソウル・ブタペストの大学で』
講 師:大隅 和雄(おおすみ・かずお)さん(昭和26年卒)
日 時:平成29年4月13日(木)
(受付/17:30~ 講演/18:00~ 新入会員歓迎会/19:25~)
場 所:学士会館
千代田区神田錦町3-28
電話 03-3292-5931
o 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線/三田線「神保町」駅 下車3分
o 東京メトロ東西線「竹橋」駅 下車5分
会 費(歓迎会会費を含む):
一 般 5,000円
若手社会人(平成19年卒迄) 3,000円
学 生 2,000円
新入会員(平成29年卒ほか新入生) 無 料
※備考
通常の二木会とは異なり、開始時間が1時間繰り上がります。
これに伴い講演会前の軽食会は中止になります。