『博多と生きる。地域のチカラ~老舗酒蔵の大火事からの復興』
新春の候、館友の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。
さて、平成29年2月の二木会は、平成2年卒の石蔵利憲さんに「博多と生きる。地域のチカラ?老舗酒蔵の大火事からの復興」をテーマに、ご講演いただきます。
石蔵さんは、1995年一橋大学法学部を卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行、事業法人や金融法人向けの営業を中心に10年間従事した後に退職、その後 酒類総合研究所での研修を経て、2005年より家業である石蔵酒造に入社し、現在は専務取締役としてご活躍されています。
石蔵家の家業は黒田藩の御用商人として400年もの長い歴史をもち、創業は黒田家が姫路を拠点としていた頃にまで遡ります。日本酒の製造においては江戸時代末期から続く老舗であり、現在では博多に残る唯一の造り酒屋となっています。また酒蔵は、国の有形文化財に登録されています。
日本酒は今でこそ和食ブームの最中にありますが、過去20年間で需要が半減し、毎年多くの老舗酒蔵が姿を消すという冬の時代が続きました。その中にあって石蔵酒造は、老舗の看板を守りつつユニークな経営手法を導入して、生き残りを目指し模索し続けてきました。しかしそのスタイルを確立しつつあった2011年秋、大規模な火災に遭います。全業務停止、再開の道筋すら見えない。そんな過酷な状況のなか、社業復興への後押しとなったのは、想像をはるかに超えた地域からの支援でした。
地元博多に密着して事業を続けてゆくことの意義・大切さについて、博多の今昔、そして近年確実に美味しくなっている日本酒の話を織り交ぜながら、お話しいただきます。
多数の館友の皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
なお、参加のお申込みは2月3日(金)までにお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 大須賀賴彦(昭和37年卒)
幹事長 松尾 隆広(昭和54年卒)
第626回二木会講演会
テーマ:『博多と生きる。地域のチカラ~老舗酒蔵の大火事からの復興』
講 師:石蔵 利憲(いしくら・としのり)さん(平成2年卒)
日 時:平成29年2月9日(木)(受付/18:30~ 講演/19:00~)
軽 食:
講演前の17:30~18:45の間、学士会館1階レストラン『SEVEN'S HOUSE』にて、講師の石蔵さんと歓談しながら軽食(ピザやハンバーグ等)を取っていただくことができます。
料金は、1ドリンク付きで2,000円です。
ご希望の方は席を予約しますので、事前にお申込み下さい。
なお、その場合は講演開始15分前までに食事を終えて講演会場に入場ください。
場 所:学士会館
千代田区神田錦町3-28
電話 03-3292-5931
o 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線/三田線「神保町」駅 下車3分
o 東京メトロ東西線「竹橋」駅 下車5分
会 費: 1,500円 (講演のみ)
70歳以上および学生の方は無料
参加申込はこちらから(平成29年2月3日(金)まで)