『野村望東尼に魅せられて』
厳しい暑さもようやく終わりを告げ、秋の風を感じるようになりましたが、館友の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて10月の二木会は、昭和49年卒業の谷川佳枝子さんに、幕末の女流歌人野村望東尼(のむら ぼうとうに)のお話をしていただきます。
望東尼は、1806年に今の福岡市中央区赤坂で福岡藩士浦野重右衛門勝幸の娘として生まれ、1829年福岡藩士野村新三郎貞貫と結婚。1859年に夫を亡くした後は平尾山荘(福岡市中央区平尾)に隠棲し、高杉晋作、平野国臣ら勤王の志士たちを庇護し支援したことで知られています。
谷川さんは、九州大学文学部国史学科在学中に望東尼の研究を始められ、ご卒業後の昭和56年に望東尼の家集『向陵集』を翻刻校訂し出版されました。それ以来、現在まで望東尼の研究を続けられ、今年6月には望東尼の伝記『野村望東尼?ひとすじの道をまもらば?』(花乱社)を出版されています。
今回のご講演では、歌人としての望東尼だけではなく、幕末の日本で一人の女性が果たした役割、現在の日本への示唆について分かりやすくご解説いただくとともに、谷川さんのご研究の様子についてもお話いただく予定です。
多数の館友の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
尚、出席のお申し込みは10月7日(金)までにお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 中川 勝弘 (昭和35年卒)
幹事長 土肥 研一 (昭和46年卒)
第578回二木会講演会
テーマ:「野村望東尼に魅せられて」
講 師:谷川 佳枝子(たにがわ かえこ)(昭和49年卒、旧姓・楢崎)
日 時:平成23年10月13日(木)(講演:午後7時? )
なお、会場内での食事はありませんが、1階レストラン『SEVEN'S HOUSE』で軽食を取ることができます。費用は、軽食に1ドリンク付き(※)で2,000円となります。ご希望の方は席を予約しますのでお申込み下さい。お食事をとられる場合は講演開始15分前までに食事を終えて講演会場にご入場ください。
※食事メニュー(サンドウィッチ/マルゲリータピザ/ハヤシライス/チキンカレー/ハンバーグデミグラスソース)、ドリンク類(ドラフトビール/ワールドビール/ウィスキー/カクテル/ワイン/その他ソフトドリンク)
場 所: 学士会館
千代田区神田錦町3?28
電話 03?3292?5931