『芸術の秋に歌舞伎を楽しもう!~江戸時代の芸能と社会』
初秋の候、館友の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。
さて、10月の二木会は、昭和59年卒業の神田由築さんに「芸術の秋に歌舞伎を楽しもう!~江戸時代の芸能と社会」をテーマに、ご講演いただきます。
神田さんは、平成元年東京大学文学部国史学科をご卒業され、平成10年3月同大学大学院にて博士(文学)の学位を取得、山梨県立女子短期大学での勤務を経て、現在、お茶の水女子大学の基幹研究院教授でいらっしゃいます。ご専門は日本近世文化史です。
江戸時代に生まれた歌舞伎や人形浄瑠璃は、日本の代表的な伝統芸能として現在でも多くの人々に親しまれています。もちろん、長い年月を経るあいだに私たちの生活も社会もかなり変化したので、当時の人々の感覚に迫るのは、なかなか容易ではありません。しかし、江戸時代の社会のことを少し知ったうえで歌舞伎や人形浄瑠璃に接すると、それだけで登場人物の息吹が身近に迫ってきて、わかりにくいとよく言われる伝統芸能の印象がガラリと変わってきます。江戸時代の文脈に置いてこそ理解できる―それが、伝統芸能の「伝統」たるゆえんでもあります。
今回の講演では、「仮名手本忠臣蔵」など具体的な演目を取り上げながら、歌舞伎や人形浄瑠璃の見方にも触れつつ、歴史研究の視点から観ると、そこにどのような社会のありようが見えるのかについて、ひもといていただきます。
多数の館友の皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
なお、参加のお申込みは10月2日(金)までにお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 大須賀賴彦(昭和37年卒)
幹事長 松尾 隆広(昭和54年卒)
第614回二木会講演会
テーマ:『芸術の秋に歌舞伎を楽しもう!~江戸時代の芸能と社会』
講 師:神田 由築(かんだ・ゆつき)さん(昭和59年卒)
日 時:平成27年10月8日(木)(受付/18:30~ 講演/19:00~)
軽 食:
学士会館1階レストラン『SEVEN'S HOUSE』にて軽食(ピザやハンバーグ等)を取っていただくことができます。料金は、1ドリンク付きで2,000円です。
ご希望の方は席を予約しますので、事前にお申込み下さい。
なお、その場合は講演開始15分前までに食事を終えて講演会場に入場ください。
場 所:学士会館
千代田区神田錦町3-28
電話 03-3292-5931
o 東京メトロ半蔵門線・都営新宿線/三田線「神保町」駅 下車3分
o 東京メトロ東西線「竹橋」駅 下車5分
会 費: 1,500円 (講演のみ)
70歳以上および学生の方は無料
参加申込はこちらから(平成27年10月2日(金)まで)