『ミクロの世界の3体問題へのいざない?私はこうして研究者になった?』
秋も深まりつつある今日このごろですが、館友の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、二木会活動におきまして平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、11月の二木会は、平成元年卒業の肥山詠美子さんに「ミクロの世界の3体問題へのいざない?私はこうして研究者になった?」をテーマに、お話しいただきます。
肥山さんは、平成10年九州大学大学院 物理学専攻 博士課程修了後、同年、理化学研究所 ミュオン科学研究室 基礎科学特別研究員となられました。その後、高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 助手、米国ロスアラモス国立研究所 訪問研究員、奈良女子大学 理学部物理科学科 准教授を歴任の後、平成20年より理化学研究所仁科加速器研究センタ―に准主任研究員として在籍されております。
人間社会でも解くことが難しい「多体問題」。目に見えない陽子と中性子で構成されている原子核というミクロの世界でも「多体問題」を解くことは難しい問題です。その問題の中で最もシンプルな問題が「3体問題」ですが、この問題を解くことも大変難しく、しかし、この問題を解くことが物理界での世界最前線の課題の一つです。
この問題をどうやって解き明かしたのか、ということを一般の方々にわかりやすく説明を交えつつ、研究を始めてから昨年、自然科学分野で顕著な研究業績をおさめた女性研究者へ贈られる猿橋賞受賞へ至った経緯についてご講話いただく予定です。
多数の館友の皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
なお、参加のお申込みは11月7日(金)までにお願い申し上げます。
東京修猷会 会 長 大須賀?彦(昭和37年卒)
幹事長 土肥 研一(昭和46年卒)
第606回二木会講演会
テーマ:『ミクロの世界の3体問題へのいざない
?私はこうして研究者になった?』
講 師:肥山詠美子(ひやま・えみこ)さん(平成元年卒)
日 時:平成26年11月13日(木) (受付/18:30~ 講演/19:00~)
軽 食:
学士会館1階レストラン『SEVEN'S HOUSE』にて軽食(ピザやハンバーグ等)を取っていただくことができます。料金は、1ドリンク付きで2,000円です。
ご希望の方は席を予約しますので、事前にお申込み下さい。
なお、その場合は講演開始15分前までに食事を終えて講演会場に入場ください。
場 所:学士会館
千代田区神田錦町3?28
電話 03?3292?5931
会 費: 1,500円 (講演のみ)
70歳以上および学生の方は無料
参加申込はこちらから(平成26年11月7日(金)まで)