昭和35年卒
学年便り
恩師の本紹介

 
恐ろしいことに、2010年は、私ども
35年卒が卒業50周年を迎える番となります。そんな中、在京の修猷三五東会は「笑顔が集う和みの会」の様相を呈しています。

 青春真っ只中の修猷館卒業後、東京修猷会総会の幹事年が意義ある再会の場となりました。あの奮闘の時と、全三五会の35周年を東京で催した経験を通して、新たな仲間意識が構築され、育っていった気がします。

 私自身も修猷館時代は、グループの女子達と楽しく過ごしたものの、男子と親しく口をきいた覚えがあまりありません。女子が少ない学年で、今思えば願ってもない環境だったのに、です。それが時を経て同級生に再会してみると、

 “あのワルソ坊主がこんなに立派になって”とか“近寄り難かった秀才も何ちゃない”とか“怖いと思ってたのに何て優しいの”とか、様々な驚きを胸に、どんどん溶け込んでいきました。あの物静かだった乙女も、いまや同期会でマイクを片手に仕切っております。

 2月と8月の年二回の同期会には、30余名が嬉々として集まります。近況報告だけでは物足りず「我が人生を語る」のコーナーが出来ました。全人生を総括するもよし、一時期を切り取るもよし、エピソードをクローズアップさせるもよし。もっと語りたい気持ちを抑えてもらい、毎回二人ずつで進んでいます。加えて書道と囲碁の会への参加者も多く、実に盛り沢山です。

 バリバリの現役組と再出発の人生を楽しむリタイア組が相交じり醸し出す雰囲気はなかなかなもの。このままいけば、後期高齢者群に突入してもまず大丈夫そうな我が三五東会です。

 同期の皆さん、来年は母校の地福岡で、卒業50周年を大いに祝しましょう。

伊藤 洋子(昭和35年卒)


思潮社 現代詩文庫 180
「山本哲也 詩集」

 これは、修猷館の看板教師の一人であった山本先生の詩集です。

 山本先生は、昭和11年福岡市生まれ。昭和39年9月から昭和47年3月まで修猷館高校に勤務された後、福岡高校を経て、第一経済大学の教授を務められましたが、昨年3月に病でご逝去されました。

 詩人でもあり、昭和63年には「第三回現代詩手帖賞」を受賞されています。

 この詩集には、「労働、ぼくらの幻影」から「一篇の詩を書いてしまうと」までの六つの詩集が収められています。

 詩人の北川透氏は、山本先生が亡くなられた翌々日の西日本新聞に「たたかいをやめなかった最後の詩人の姿」という追悼文を寄せられています。

 また、山本先生と同年齢で、国語の教師として席を並べられていた無津呂先生は追悼文の中で、「詩人と教師の二役を、細い体で大丈夫かなと思うほど全力を尽くすタイプだった」と書かれています。

 心からご冥福をお祈りいたします。


LA便り   樫山ゆかり(昭和57年卒)

 2008年2月LA修猷会幹事の山田哲義さん(昭和49年卒)が南加福岡県人会会長に就任された。

 3月15日、ロサンゼルス北西のバルボア・パークにて桜花見ピクニックが県人会青壮年部主催で開催され、全体で34名、LA修猷会からは10名、福岡から竹下菜津美さん(平成19年卒)が参加。3200本のピン・クラウド種桜とBBQ、ピクニック、ゲームを家族連れで楽しんだ。

 7月11日には東京から旅行中の大迫衝君(平成18年卒)を囲み4名で越路焼き鳥屋で歓談。

 9月5〜7日には、南加福岡県人会100周年記念行事が開催された。5日は田中憲明さん(昭和28年卒)が記念講演をなさった。6日は全米日系人博物館にてレセプションが英語で行われ、福岡県や福岡県人会に縁のあるゲスト、中島孝之福岡県副知事をはじめとする21名の訪問団や二世クイーンとプリンセスらをお迎えした。武藤英治福岡県議会議員(昭和37年卒)、田中先輩、山田先輩、新メンバーの河野友見さん(平成10年卒)と会い、記念撮影をした。7日は記念祝賀会が日本語で行われた。

 11月1日には、新メンバー歓迎会を開催。東京の竹下明子さん(平成16年卒)を含む14名が参加した。

 参加された他の卒業生:松尾正人(昭30)、西山薫(昭49)、樫山(宮原)ゆかり(昭57)、龍圭一(昭62)、ソレンバーガー(池田)紀子(昭63)、江口昌彦(平9)、江口玲奈(平10)、山本千恵美(平16)、中村詩織、田中征爾(平18

※現在、LA修猷会会員は28人。未登録の方はご連絡下さい。米国居住者名簿も同時に編纂しています。

URL http://lashuyu.blogspot.com/



23 東京修猷会二木会ゴルフコンペ 二木会ゴルフ幹事 西岡 修(昭和57年卒)

 2008年10月5日(日)、千葉県君津市の「ジャパンPGAゴルフクラブ」において、恒例の二木会ゴルフコンペを開催しました。当日は、秋晴れのもと、箱島会長、大須賀副会長、甲畑幹事長をはじめ総勢26名・7組でゴルフの腕を競い合いました。今回は特に女性の参加者が多く(7名)、全ての組に女性が入るという華やかな雰囲気のコンペとなりました。

 ダブルペリアで集計した結果、優勝は、グロス77、HC3・6、NET73・4で、前回幹事の田中昭人さん(昭和56年卒)、準優勝は、グロス89、HC15・6、 NET73・4で、松尾隆広さん(昭和54年卒)でした。

 田中さんは参加者中唯一のグロス70台で見事にベスグロも獲得されました。また、女子ベスグロは昭和56年卒の松岡郁子さん(グロス98)でした。

 今回も前回に引き続き、参加された多くの皆様から賞品や差し入れをいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 ラウンド後の表彰式及びパーティーでは、神崎修さん(昭和36年卒)と端野智幸さん(昭和58年卒)からご寄贈いただいたカリフォルニアワインと越乃寒梅を堪能しながら、世代を越えた輪がいくつも出来、大いに盛り上がりました。

 次回は、2009年4月19日(日)大須賀副会長のご厚意により、名門「富士小山ゴルフクラブ」(静岡県駿東郡)での開催を予定しております。皆様奮ってのご参加をお願いいたします。


第二回

『ソナタの誕生』〜イタリア・バロックの音楽

 9月27日、さわやかな土曜の午後、学士会館の一室には笛の音と言葉が溢れていた。

 第二回となるサロン・ド・修猷。今回はリコーダー奏者の小池耕平氏(昭和56年卒)と、そのお仲間(チェンバロ:脇田美佳氏、ヴィオラ・ダ・ガンバ:譜久島譲氏)によるレクチャーコンサートである。

 小池氏のレクチャーによると、バロック時代におけるソナタとは、後世に言う「ソナタ形式」のことではなく、イタリア語の「ソナーレ」つまり「歌ではなく楽器で奏でる曲」を意味した。オペラの様式を器楽用に置き換えただけのソナタが生まれ、喜び、悲しみ、ときめき…といった感情を表現する音形によって、次第に非常に複雑な内容を表す楽曲へと発展していった。

 小池氏の「バロックに癒しを求めてはいけない。」という言葉は、その表現するところが、高尚や安寧というよりも、むしろ日常の赤裸々な感情なのだと受け取れる。そう言われて、楽器が語ろうとしていることに注意深く耳を傾けてみると、繊細でまろやかなだけではないリコーダーの力強い表情が見えてくる。

 バロックの新たな楽しみ方を教えてくれるコンサートだった。(昭和56年卒実行委員)


2008年度二木会
544 2008.1 吉田 宏氏(外部講師)福岡市長 550 2008.9

石橋 顕氏(平成4年卒)

北京オリンピック・ヨット競技(会場・青島)
49er級日本代表選手

『福岡のまちづくり』 『北京オリンピック・ヨット日本代表出場報告』
545 2008.2 津田 純嗣氏(昭和44年卒)
(株)安川電機 取締役ロボット事業部長
Salon de 修猷
(第2回)
2008.9

小池 耕平氏(昭和56年卒)

リコーダー奏者

『ロボットで未来が変わる』 『ソナタの誕生』〜イタリア・バロックの音楽〜
546 2008.3

山本 周氏(昭和49年卒)

(株)フジテレビジョン報道局
政治部長兼取材センター室長

551 2008.10 牛島 清氏(昭和46年卒)
国土交通省第三管区海上保安本部長
『日本の政治をどう読むか』 『「海猿」あれこれ 愛します!守ります!日本の海』
547 2008.4 石村 善悟氏(昭和42年卒)
(株)石村萬盛堂代表取締役社長
552 2008.11 清田 瞭氏(昭和39年卒)
株式会社大和証券グループ本社取締役会長
『百年の素心』 『“世界恐慌は起こるのか?”国際金融危機と日本経済について』
歓迎会特別企画(ミニコンサート)
フラバルス 黒田 晃太郎氏
(平成
10年卒)
忘年会 2008.12
548 2008.5

中村 清次氏(昭和35年卒)

日本銀行政策委員会審議委員

講演内容は、東京修猷会URL http://shuyu.gr.jp/tokyo/にアップしています。
『内から見た日銀』
549 2008.7

横倉 稔明氏(昭和36年卒)

医療法人愛正会
やすらぎの丘温泉病院院長 

『現場から見た医療崩壊危機』