館歌(大正12年制定)
作詞 中学修猷館 教諭 藤沢雄一郎
校閲 第五高等学校教授 八波則吉(明治二十八年卒業)
再閲 東京音楽学校教授 武島羽衣(歌人・御歌所寄人)
作曲 中学修猷館 教諭 横田三郎
大正十二年当時の修猷館教諭であった作詞・藤沢雄一郎、作曲・横田三郎により作ら
れたもので館友の精神のよりどころである『践修厥猷』を雄渾に歌い上げたものである。
一 西のみそらに輝ける 星の徽章(しるし)よ永久(とことは)に
光栄(はえ)ある成績(いさを)飾らんと 海の内外(うちそと)陸(くが)の涯(はて)
皇(み)国の為に世の為に 尽くす館友幾多(いくそばく)
二 常磐(ときは)の松の百道原(ももぢはら) 集(つど)へる健児一千人
青春の血は玄海の 荒き怒濤と湧き立ちて
久遠(くをん)の理想を望みつつ いそしみ努めん文に武に
三 猷(みち)を修むと名に負ふも やがて至誠の一筋(ひとすぢ)ぞ
ああ剛健の気を張りて 質朴の風(ふう)きたへつつ
向上の路(みち)進み行き 吾等が使命を果たしてん